恐れない技術
- 2012/5/21
- 読書日記
タイトル:『恐れない技術』 著者:桜井章一 さん
発行:ソフトバンク文庫
本書はプロの雀師である著者が、何が起きても「恐れずに冷静にいる」
ためのノウハウを語ったもの。
人は、窮地に立った時や仕事でミスを連発した時、大切なモノをなくした時など、
冷静ではいられなくなると思います。
パニック状態になってしまうと、また更なるミスをし、時間もムダに使ってしまう悪循環。
こんな時こそ、落ち着いて行動ができたらいいのに…!と、思ってしまいます。
そんな方こそ、是非、本書をお読みください。
著者の桜井さんは、大怪我をしても、パジャマに火がついて火傷しても、
車に轢かれそうになっても、
「まぁ、死ぬなんて別に大したことじゃないさ」と腹をくくるとのこと。
桜井さんがこれまでさまざまなことを恐れなかったのは、
「恐怖」をまったく感じなかったというより、
心の柔らかさがつねに保たれ、
そのおかげで「こんなこと、大したことではない」とその状況を楽しめたからだそうです。
勝負事には、どんなピンチな状況でも楽しめることが大事なのでしょうか。
流石!プロの雀師と思いました。
考え方も楽観的で「明日の心配は明日すればいい」、「今を生きればいい」
先のことを考えることも大切ですが、
「今を一生懸命生きたい」「今しかできないことをやりたい」と思いました。