楽しく!好かれる敬語をマスターする本
- 2013/8/13
- 読書日記
- 「好かれる!」敬語術, 出口狂
「エディターMaikoの読書日記」
タイトル『出口狂の「好かれる!」敬語術』 著者:出口狂さん
発行:ソフトバンク文庫
編集はお世話になっております、田中孝行さんです。
主人公ゆい(OL)とカリスマ予備校講師出口さんが
コミカルな対話で「論理力」を学ぶ、
出口先生とあいの会話のやりとりが面白く、
ちょっと難しい敬語も楽しく学べるところがいいですね。
スキマ時間にできてしまう、軽い敬語のワークもあり、
その事例も仕事でよく使うようなことばかり。
本書を読んで、ちょっとびっくり!
自分も含め、周りの人やお店の人、結婚式のスピーチなどでも
間違った敬語を使って話している人、多いなぁと思いました。
たとえば、
「書類のほうをお持ちします」
よくコンビニや飲食店でも「お釣りのほうはこちらになります」
「コーヒーのほうをお持ちしました」と、「ほう」をよく使われる方が多いです。
一見柔らかで丁寧な印象だと思ってしまいがちですが、
「耳障りな言葉遣いの代表例」でもあるそうです。
理由は、「あいまいさ」を感じさせる表現だからとのこと。
選択肢があって、どちらかを指し示す場合は「こちらのほうでよろしいですか?」
と聞いても違和感ないそうですが、選択肢がない状況で「ほう」を使うと、
矛盾ともいえ、ビジネスの現場では禁句の一つともされるそうです。
せっかく仕事ができても、間違った敬語を使って、
残念な人に思われてしまったら、もったいないですね。
本書は、敬語が苦手な方にはもちろんのこと、
「仕事を一生懸命頑張っているのに、なんでうまくいかないんだろ〜」
と思う方にもオススメだと思います。
自分がよく間違って使ってしまいそうな敬語は
本書を繰り返し読んで実践するようにしたいと思いました。