飯倉で第4回武士道を会得する会が開催され、
写真・ビデオ撮影のお手伝いで参加させていただきました。
主宰者の酒井さんの挨拶から会はスタート。
今日は、武士道らしい曲を持ってきてくださり、
曲を流しながらの会。
曲があると、気分が上がっていいですね(^-^)
今日は、前回の続き、2章の「知行合一」から勉強。
「知行合一」とは、学問は自分の役割を果たすためにやるー武士道。
知識だけの頭でっかちではダメだと考えられていました。
要するに勉強して得たことは、すぐに実行せよ!ということです。
前回の講義の様子はこちら→http://www.kenjabook.com/2014/06/02/第3回武士道を会得する会:武士道の源流/
私は本に書いてあることを「そっかーー、勉強したことをもっと実行しなきゃなぁ」
と素直に思ってしまったのですが、
参加者の方で「知行合一もいいけど、行知合一でもいいんじゃないか?」
という意見もありました。
つまり、先に知識ばかりを修得するのではなく、
「行動しながら知識をつけていこう!」ということです。
武士道を会得する会に参加すると、
自分が思ってもみなかった考えや意見を知れ、
共有できることがいいですね。
武士道を会得する会は本を読む時間もありますよーー。
時間がなくて読んで来られなかった方もご心配なく。
『武士道』は読み応えのある本なので、
自然と本を読む姿勢は真剣になってしまいますねー(^^)
毎回、武士道を会得する会の参加率は男性のほうが多いです。
男性のほうが武士道に憧れがあるのでしょうか?
今回も参加者のみなさんで議論。
3章まで進む予定でしたが、2章の最後、
「●武士道は単なる知識を軽視する」
「●日本人がたどりついた、あまりにもシンプルな哲学」
で会は終了。
2章の最後をざっくりと言いますと、
「知行合一」の似たようなものを西洋の哲学から
いろいろ紹介し、最後に日本はもともと
「勉強したことをそれぞれがどのように実行するのか」
という個性が重視される国である。
一律に同じ勉強をして優秀かどうかで判断される国ではなかった……
という結論。
新渡戸さんはそれが
「中国やインドより、むしろヨーロッパに似ていた」としています。
人は個性や独自性で判断される。
人間の性質は平原のようなものでなく、
それぞれが異なる。切り立った山だった…ということ。
詳しくはこちら→http://gao-kai.com/index.php?eid=1675
今回もかなり濃い時間を過ごさせていただきました。
1人で『武士道』を読んでもここまで真剣に考えないと思うので、
武士道を会得する会はこれからも参加したいと思っています。
何よりも基本的に歴史や本が好きな方が集まるので、
参加者の皆様は博識ある方々ばかり。
とても勉強になります。
参加者の皆様、ありがとうございます。