感謝の気持ちを込めて、3年ぶりの書き下ろしです!
- 2015/9/6
- 読書日記
- 仕事ができる人の「日本史」入門
夏川の32冊目の本
……といって、このところは現代語訳や
リニューアルの刊行が多かったのですが、
今回はおよそ3年ぶり、
完全な書き下ろしです。
きずな出版さんから、
1728円で25日発売になります!
思えば「武士道」の勉強会から、
意欲的に歴史を題材にして、
「仕事をしている私たちが学ぶべきこと」
を発信したり、
講義したりを続けてきました。
本当に皆さんの協力あっての賜物ですが、
ついにつかんだ出版の機会です。
本当に感謝して限りないことですね。
ありがとうございました!
序文にも書きましたが、
「歴史」というのは、
私たちの先代が成し遂げてきた
「偉大な仕事」の集積で成り立っている
貴重なデータベースです。
私たちは過去の「できる人」が
積み上げてきた成果の上に乗っかり、
日常を過ごすことができている。
そうした経験値の集積を
1人ひとりが実生活で生かしていくことこそ
いま私たちがこの時代に生きている、
いちばんの「特典」だと思うわけですね。
・縄文時代の日本は、各集団が争うこともなく、
ウィン−ウィンの関係を築き、
共同の資源を分かち合って、
ともに成長するシステムをつくり上げていた
・無名の女性事務職に過ぎなかった紫式部は、
優れた発信力によって
世界最古の女性作家になることに成功した
・農民の子に過ぎなかった秀吉は、
信長という天才のビジョンを正しく組み取り、
人間関係によって、これを実現した
・土佐の浪人に過ぎなかった坂本龍馬は、
そのアイデア力によって、日本の大改革を実現させた
・どう頑張っても勝てない相手に
周囲を囲まれていることを知った明治期の日本人は、
「ゼロベースになってすべてを学ぶ」で
最速の近代化を成し遂げた
まあ、いまの私たちが生かせることは、
ちょっと歴史をひも解けば、
たくさんあるわけです。
本書は日本史の入門書としては、
非常に我ながらよくできている(笑)
ただ、専門家やマニアックな方からすれば、
喰い足りないところも
あるやもしれません。
ただ、自己啓発やビジネス書と考えれば、
「歴史的に日本人が成し遂げたこと」を
現代の実践で生かし、
さらに自分自身のアイデンティティをも強化できる
新しい試みの本になっていると思います。
ぜひ多くの方に手にとっていただけたら、
本当に嬉しい限りです。
ぜひ皆さま、宜しくお願い致します!!!