「賢者の会」の夏川の講義がYouTube公開されました

3月27日「第38回・賢者の会」では、
夏川が
「故事・名言で学ぶ 世界一簡単なアジア史の授業」
という講義をさせていただきました。

asia4月22日に発売予定の
仕事ができる人の「アジア史」入門』の
プレセミナーのようなものですね。

その講義内容を、
動画応援サポーター」の実藤亮介さんが、
YouTubeにアップしてくださいました。

いかんせん、
プロジェクターと会場の関係で、
画質は高品質というわけではありません。
それでも「どんなことをやったか」は、
何となくわかると思います。
興味ある方は、こちらをどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=IIGlHM-herU&feature=youtu.be

今回はアジア史の本の、
さわり程度になりますが、
有名な中国の故事から生まれた言葉とともに、
歴史的背景を紹介していくもの。
そうすると面白いことに気づきます。

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画像は孔子の言葉を紹介していますが、
右に並べているのは、
江戸時代の儒学者で
西郷隆盛にも影響を与えた佐藤一斎。
明治に日本の資本主義を確立した
渋沢栄一さんに。
「宅急便」をつくった
ヤマト運輸の小倉昌男さん。
皆、『論語』に影響を受けた方です。

他にも「率先垂範」という
『史記』の言葉を信条としたのは、
日清食品の生みの親、安藤百幅さん。

かの本田宗一郎さんの信条は
「隗より始めよ」。
『戦国策』という
中国の古典から誕生した言葉でした。

日本人だけではありません。
『孫子の兵法』などは、
ビル・ゲイツさんも愛読していると言います。

つまり日本人の成功者、
あるいは世界の成功者というのは、
ひょっとしたら現代の中国人以上に、
中国の歴史的教訓を
ちゃんと学んでいたわけです。

いつのまにか現代日本人は、
中国史に興味を持つ人も少なくなっていますが、
逆にいえば「世界的視野」を
少し失っているのかもしれません。
今回の本を、
いい機会にしていただけたら嬉しいですね。

ちなみ動画サポーターの実藤さんは、
講師をしてくださった
34回目の「賢者の会」以来、
機会あれば当日のUstream配信を行ない、
こうしてYouTube動画も
編集してくださいます。

「賢者の会」でも、
これを自身のプロモーションだけでなく、
お話してくださる講師さんの
宣伝活動にもつながるよう、
努力していきたいですね!

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