「いいこと」が次々起こる片づけの法則
- 2018/7/5
- 読書日記
という本。
王様文庫より、本体630円で発売です。
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著者の伊藤勇司さんは、
最近はテレビでも活躍されているとのこと。
その主張はシンプルで、
「部屋の片づけをすると運が開けてくる!」
……というものになります。
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そう言うと風水の話かと思われそうですが。
本書の根本は「心理学」です。
部屋は自分の心を映し出す鏡である……ということですね。
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ですから心が平安でないと、部屋も乱れてきます。
それは決して
「キレイかそうでないか」という問題でなく、
自分にとって快適か、そうでないか?
という話なんですね。
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ですから本書は、整理術とか効率性の話ではなく。
「自分らしい快適な環境」をつくることを
最優先にしています。
その方法を知るには、
まず机のいちばん上の引き出しにあるものを
全部いったん、取り出してみるといいんです。
そこには、たとえば大切な人からの手紙が入っていたり。
あるいは仕事で「これは重要だ」と思っていた
資料が入っていたり。
「行こう」と思っていた、旅行のパンフレットが入っていたり。
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机のいちばん上に入れるのだから、
そのときはすべて「最重要」のものだったはずなんです。
でも、取り出してみてはじめて、
「ああ、そういえば、これがあったな〜」
なんて思い出す人が多いのではありませんか?
こうした「大切な思い」を日常の忙しさにかまけて。
私たちはどんどん封印してしまっている。
それが幸福感を持てない大きな理由になっているんですね。
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本書で伊藤先生は
「1日5分、一部分の片づけを続けるだけでいい」
と言っています。
でも、その継続が「自分らしさ」を取り戻し、
まさに運を呼び込んでいく秘訣になる!
なんせ8000人の部屋を見てきた……という方のノウハウですから。
非常に参考になると思いますよ!!