毎日をラクにしてくれる「禅」の考え方
- 2019/10/7
- 読書日記
ステキな本の紹介です!
松原正樹さんの
三笠書房「知的生きかた文庫」にて、
☆
24日より発売。本体640円になります!
「松原」という姓に、「禅」というテーマ。
☆
それで思い出す方もいるかもしれません。
70年代に、お坊さんでありながら、
ベストラー啓発家として一大ブームを起こした松原泰道さん。
正樹さんは、そのお孫さんに当たる方……なんですね。
現在は千葉県の「佛母寺」の住職であるとともに、
コーネル大学東アジア研究所の宗教学博士として、
ニューヨークで禅を教えています。
「心をラクにする思考法」として、アメリカでも禅が
大人気になっているんですね。
☆
どうして禅がそんなに世界の人に必要とされているのか?
それだけ現代の生活は、いろんなストレスがある
……ということなのでしょう。
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私たちの心は、コップの中でかき回された
泥水にようなものだ……と、正樹さんは言います。
慌ただしい日常、複雑な人間関係の問題、
大量の情報に目まぐるしく変わる環境、
先の見えない仕事からのストレス……。
「私たちの心をかき回すもの」は、
かつて以上に増えているんです。
そんななかで禅的な思考は、
コップをしばらく放置し、水をキレイに澄んだ状態にする
「ゆとり」を私たちにつくってくれる。
これが現代の生活には、
ゼッタイに欠かせないことになっているんですね。
☆
本書は決して仏教の難しい概念を説明するものではありません。
ただ、「こんなときはこう考えてみよう」
という禅的な解釈の仕方を示唆してくれるだけ。
でも読み終えたとき。
ものすごく「これでいいんだな」と心がホッとすることを
誰もが感じると思います。
それが今、みんなに足りないことなんじゃないかな……。
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「いつも忙しくて、落ち着ける時間がない」
「なんだかモヤモヤした不安がある」
「小さなことにこだわってしまう」
そんな人はぜひぜひ手に取ってみてください。
とても役立つ本になると思いますよ!