夏川の振り返り2〜『「仕事を面白くしたい」ときに読む本』
- 2021/3/9
- 夏川の書いてきた本
夏川の過去の本を振り返っている2冊目。
2005年にPHPから発行されたこちら
『「仕事を面白くしたい」ときに読む本』
ですね。
いまだ根強く愛されている思い入れのある1冊になっています。
テーマは普遍……ですが、
「仕事がつまらない」という方に、
つまらなくしている要因を排除していくことを勧めた本です。
☆
その要因が、本書で出てくる「8つの壁」。
「不満の壁」「平凡の壁」「時間の壁」
「言葉の壁」「心理の壁」「勇気の壁」
「機会の壁」「常識の壁」というものです。
☆
案外とこの法則は普遍で、テレワークの現在も変わりません。
☆
会社に行かないで、家で仕事をする。
それで「はかどる」という人もいれば、
「モチベーションが上がらない」という人もいるでしょう。
はかどる人は「時間の壁」の制約がなくなったぶん、
うまくいくようになった。
逆に家にいることで時間のコントロールが
できなくなっている人もいるでしょう。
そういう人は「時間割」をつくることから始めるといいかも。
☆
とくにテレワークがダメな人は、
人と会う機会が少なくなっていることが
心理的なストレスになっていることもあります。
それは自分が思う以上に、
人を相手にする仕事を楽しんでいた……ということ。
普段からもう少し、
コミュニケーションを密にするといいのでしょう。
☆
とくにコロナ禍では、
仕事のチャンスを奪われている方が大勢いると思います。
でも、売上を度外視すれば、
自分が仕事として「面白い」と感じる部分で、
人に貢献できる部分はたくさんあります。
☆
たとえばGトライという刺繍の会社は、海外工場が稼働できず、
国内アパレルも不振で、厳しい状態ではあるのでしょう。
でもそんな中で、マスクにくっつけるワッペンとか、
アイデア商品を一生懸命に考えています。
うちのイラストレーターのWatanabeも、
コロナ不況のお陰で、頼める仕事がまったくない。
それならそれで、芸能人をイラストを描いては
インスタグラムに投稿し、
やはり皆さんを楽しませようとしているわけです。
☆
そんなふうに
「仕事が面白い状態」をつくっている限り、
いつか必ずチャンスはめぐってくる。
時代は変わっても、成功法則はたぶん変わらないと思います!