夏川の振り返り7〜『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?』
- 2021/3/11
- 未分類
過去の本の振り返りを定期的に行なっていますが、
私の7冊目の本は、現在でも代表作になっているものです。
『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?』
という本。
出版社はSB(ソフトバンク)クリエイティブさん。
のちに文庫化されただけでなく。
PHPさんからムック化でも発売されました。
あわせて一体、どれだけの部数を稼いだのだろう?
輝かしい実績でした。
☆
ただ、本の内容は、じつは誤解されていることも
多くあります。
当時から「ムダなのでは?」と
思われていた残業時間にメスを入れ、
時間管理のノウハウを新しく説いた本。
……と、いうわけではありません。
働き方革命は、まだ世で叫ばれる前でしたが、
当時、大きくイメージ転換されつつあった
「仕事ができる人」の考え方を
特徴的に示唆した本だったわけです。
☆
・なぜ仕事ができる人は残業をしないのか?
・なぜ仕事ができる人は、
上司の言うことを話半分にしか聞かないのか?
・なぜ、仕事ができる人は
メールの返信が早いのか?
・なぜ仕事ができる人は異性に優しいのか?
・なぜ仕事ができる人は
交通費請求をマメにするのか?
・なぜ仕事ができる人は案外と悪口を言うのか?
・なぜ仕事ができる人は。スパッと会社を辞めるのか?
それぞれ明確な理由があったし、確かにあれから10年、
そんな人が役員に出世したり、
新しく会社を立ち上げたりしてきた。
「自分らしさ」を主体に仕事をする人の、
特性のようなものがここにはあったわけです、
☆
ただ、その後、東日本大震災があり、
空前の不景気があり、またSNS時代に、
コロナと続いている……。
「仕事ができる人」の傾向的な特徴は、
これから大きく変わるでしょう。
☆
今ならば、どんなことがあげられるだろう?
情報に強いことはもちろん、
自らが魅力的な発信者であるべきでしょう。
この変化の激しい時代についていくには、
興味の幅が広くなくてはいけない。
世界を知り、行政の思考を読むことは
このコロナの時代に生き抜く1つの条件にもなっています。
さらに健康管理ができることに加え、
アナログな読書だって必要不可欠な要素になりそう……。
☆
なるほど、コロナが明けてから、
私のようなビジネス書作家がまずやるべき仕事は、
「新しい仕事ができる人の条件」を
きちんと確立することかもしれませんね。