夏川の振り返り12〜『なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?』

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過去の本の振り返りを定期的に行なっていますが、

夏川の12冊目は、

2008年にアスペクトさんから発売された

こちらの本。

 

『なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?』

発行当時、大変、話題になった本ですね。

雑誌の取材や講演を、このテーマで結構やったなぁ……。

実際、コロナ前ですでに

「効率重視」の弊害は多く叫ばれるようになりました。

 

まず日本企業がほとんど世界において

イノベーションを創造できていない。

 

ムダなく、効率よく、生産性を高めて……という流れが、

規格外で、オリジナリティがあり、

どこかに特化した商品というのを出すことができなくなった。

 

おまけに、あらゆるビジネスパーソンが

専門外のことをほとんど学んでいないから、

専門分野を超えたアイデアを

出せなくなっている。

 

同じ価値観をもった人と、毎日のように同じような話をして、

同じような意見を交わし合うから

どうしてもマンネリ化してしまうんですね。

このコロナ禍でも

会社に社員を束縛する企業が多くなっていますが、

これから「何か新しいこと」をやらなくてはどうしようもない

……という時代になり、

果たしてやっていけるのだろうか?

 

アフターコロナの不安は、かなり大きいように思います。

間違いなく言えるのは、

「効率」の時代は、コロナが去ったあとは

終わらざるを得ないのではないか。

 

たぶん人一倍、モノを考え、

情報を吸収し、たくさんのアイデアを出し

たくさんのトライ&エラーをした人の中から

勝者が出てくる時代になってくるでしょう。

 

それは、たとえば日本が明治時代になったときとか、

戦後のゼロからの復興を目指したときと

同じことかもしれません。

 

まったく発想を切り替えることが

必要になるんじゃないかと思います!

 

[夏川の振り返り12]

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