やっぱり「本」に勝る「癒し」はない!?
- 2021/4/28
- できる人研究所
- words of wisdom, 君はこの言葉を知っているか?
本日はこちらの本の紹介、寺田真理子さんの新刊です。
『心と体がラクになる読書セラピー』
という本。
ディスカバー21さんから1650円で発売中です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4799327305/
私もお世話になっている寺田さんをいつも紹介するとき、
「日本読書療法学会会長」と書いてきました。
その「読書療法」って何か?
この本でものすごく明らかになりましたね。
☆
2009年にイギリスのサセックス大学は
こんな研究成果を発表しているそうです。
「さまざまなリラックス法のうち、
もっとも効果的な方法は『読書』であることがわかった」
世の中にはいろんな「癒し」の方法があるけれど、
科学的に一番効果があるのは、
すぐ書店に行って、
心が癒されそうな本を1冊買ってきて
それを読むこと……。
現代人にとって、かなりの朗報ですよね。
☆
イギリスでは「処方」の形で
患者さんに本を勧めることもあるとか。
司法書士がカウンセリングを行なうことも
あるようですね。
ただ読書を通した「セラピー」というのは、
じつはかなり早くから行なわれていて
古代ギリシャ時代からあったそうです。
日本でも吉田松陰さんなどは、
極めてそれに近いことを行なっていました。
☆
でも、本好きな人であれば、
「この本を読んで人生が救われた」
ということは何度もあるはずです。
私もそんな思い出があります。
「読書セラピー」というのは、
その体験をもっと広く、
「手法」として皆が生かせる形で
普及させようとする試みなのでしょうね。
☆
もっとも「これが読書セラピーだ」という
確立された方法があるわけではありません。
「何を読めば癒しになるか」というのも、
その個人の趣向や、
あるいは抱えている問題によっても
変わってくるかもしれない。
だから本書で寺田さんは、
Q&Aの形でさまざまな「やり方」を提案しています。
それは「癒されたい」と思う人に役立つだけでなく、
「読書をもっと普及させたい」とか
私のように本に携わる仕事をしている人間が、
「読書会のようなものを企画したい」
と考えるときにも非常に役立つ気がします。
ぜひぜひ、今年のGWの引きこもり期間に
読んでおくといいのではないでしょうか!
[Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]