高齢者の方へのワクチン予約が始まり、
東京や大阪では大規模接種センターでの受付も開始。
するとやっぱり、混乱は生じているようですね……。
むろんシステムの問題はありますが、
あまり親切でないスマホ予約を高齢の方に強いるのは、
そりゃムリがありますって。
前のブログでは母親の予約を代行した話をしましたが、
あれからもじつは私、
スマホでの予約をいくつか試みています。
一体、誰のか?……といえば、母親の友人たちの分です。
案外と1人暮らしの方も多いから、
やっぱりうまくいかないし、電話もなかなか通じない。
そうすると、
「じゃあ、いいや」となりがちだから、
何とかしたい。
幸い、電話でIDや暗証番号を聞けば、
まったく関係ない第三者でも予約はできるようです。
なのでやりとりをしながら、何人かの予約を手伝いました。
すると時間が遅くなったぶん、
希望の場所は空いていないし、
7月とか8月と、かなり遅くなってしまいます。
でも、
「これでワクチンが打てるんだ!」と、
皆さん何だか安心して喜んでいるのが、
非常に清々しいですよね。
☆
世の中では
「誰が先にワクチン打つべきだったか?」で、
けっこう激しいバトルが行なわれています。
たまたまワクチンが余った。
それを市長などが打った。
すると大犯罪者のようにバッシングされたりする。
むろん、もっと他に該当者を探してみる知恵はあったのでしょうが、
でも、そんなに責められることなんだろうか?
「余ったけど、誰か打たない?」
「では、市長からどうぞ、どうぞ……」
「じゃあ、僕から打っちゃおうか……」
なんか自分が市長だったら、
そんな選択をしてしまいそう……(笑)
捨てるよりはいいですものねぇ。
☆
こうした議論のなかで、
私などが思ってしまうのは、どうして
「大阪に優先してワクチンを回そう」という声が
あまり出なかったのだろうか
……ということです。
私もすぐにそこに思い到らなかったのですが、
考えてみれば死者数も重傷者数も、
日本全体の半分近くに迫っているわけです。
ここに先にワクチンを回して、
「できるだけ多くの命を救おう」という策が
ひょっとしたらあったのではないか?
まあ、いろいろ実務的に
間に合わなかったのかもしれませんが、
ただ、もう少し私たち「我れ先に」という思いを
封じ込めるべきではないか?
そうでないとコロナよりも
嫉妬心や敵対心で、
心を削られそうな気もしてしまいます。
落ち着こう!
やがて来る私たち世代の番も
冷静な気持ちで待っていたいですね。
☆
写真は雨上がりの空、
今日は東京で虹が出ていたみたいですね。
外に出て空を見上げなかったのは、
このところ一番の大失敗だったかも。
[コロナ後の未来へ]