あのときの自分を励ましてくれたガッツに感謝!
- 2021/5/20
- できる人研究所
- words of wisdom, 君はこの言葉を知っているか?
画像、漫画『ベルセルク』(白泉社)の表紙。
ガッツとグリフィスをあしらったものですが、
長きにわたる2人の戦いは、
とうとう決着を見ることなく、
おそらくは未完で終了することになってしまいました。
作者の三浦建太郎さん、
まだ54歳で私とあまり変わらない年齢ですが、
5月6日に急性大動脈解離で、
お亡くなりになってしまっていたようです。
本当にショックでした。
☆
最近は休載も多く、
なかなか話は先に進みませんでした。
壮大すぎたストーリーもありますが、
いまどき珍しく、細部まで緻密に描く画風。
かなりのハードワークだったのでしょうね。
☆
そもそも青年誌で連載されていた、こちらの漫画。
ヨーロッパの中世を意識したダークファンタジーで、
残虐描写も多く、
あまり皆に勧められたものではありません。
ただ、私がこの漫画を知ったのは、
ハードな出版社に勤務し、
日々、バトルのような生活を繰り返していた頃です。
漫画の主人公である傭兵のガッツは、
信頼していた隊長のグリフィスに裏切られ、
部隊もろとも悪霊たちの生け贄に捧げられてしまう。
それでも生き残り、
夜になると必ず襲ってくる悪霊たちをはねのけ、
毎度毎度、満身創痍でボロボロになりながらも、
仲間を守り、生き抜く戦いを続けていく。
その不屈の精神には、いったいどれくらい
励まされたことか……。
ちょうど私も、
夜中まで会社の業務をしながら、
そのあとで執筆の内職まで始めていた時期です。
絶望的な運命に対し、
あらがい続けるガッツの姿を見て、
「自分も負けてなるものか!」と思いましたね。
☆
漫画が未完に終わるのは残念でしたが、
ストーリーの中で
半ば主人公たちの戦いは終わっていました。
私にも想像がつかない物語を生む戦いに、
三浦先生も満身創痍だったのでしょう。
心からの安息を得て、
安らかにあってほしい……と。
願うばかりです。
お疲れさまでした。
[Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]