公園を通ったら、キレイに咲いていました。
こちら。
ヒマワリか?
でも、まだ季節は5月。
しかも、やけに小さいヒマワリだし……。
これは最近増えてきた、
「ミニひまわり」という品種だそうですね。
「小夏」なんていう言い方もあります。
自然に生えているものではありません。
通常のひまわりを品種改良して生まれたものです。
☆
「ミニひまわり」の大きさは
1メートルを超えないのが原則。
小さい分、早く育つため、
春にはこうやって花が咲いてしまいます。
ただ、ひまわりのような種は、
なかなか付けにくいそうです。
世界中で愛される「ひまわり」ですが、
そもそもは食用、あるいは油をとるために、
栽培されたものだとのこと。
大航海時代、アメリカ大陸から
ヨーロッパに持ち込まれたのが
世界に普及するきっかけだったそうですね。
だから花より種が重要で、
大きく大きく育つことが理想とされました。
でも一方で、ゴッホの絵が象徴するように、
明るい色の花は、
その昔から多くの人の心を癒してきた。
だから家で育てられるようにと、
小さくするための改良は、
ずっと試みられてきたんですね。
☆
家で育てたり、花瓶にさしたり……と、
小さくすることで
可能になることはかなりある。
「自然に逆らうのではないか」と
思ってもしまいますが、
そもそもひまわり自体、
人間に育てられるようになったことで
ある意味、自然からは離れているわけです。
柴犬と同じような理屈でしょうね。
種から簡単に栽培できるようなので、
興味ある方は植えてみるのもいいかも。
「ひまわり」って、
じつはけっこう好きだから
家に植えてみようかな。
[公私混同の時間]