お客さんとお店の新しい関係

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画像は恵比寿の東口付近ですが、

やっぱりコロナの時期、閑散としています。

 

昔からのお店で残っているところは、若干ある。

でも、ほとんどのお店は新しくなり、

いまはお弁当屋さんばかりが

ずっと連なっている状態でした。

やっぱり外食業、きついですねえ。

でも、本当にキツいのは、たぶんこれから。

というのも、今はまだ

補助金があったり、融資が受けられたり、

協力金が得られたりと、

細々とやっていく手段はあるのかもしれない。

 

でも、コロナ後になると、

一気に競争、淘汰の時代になってくるわけです。

持続可能な売上に見合う分の

お客さんを確保できたところしか、

生き残ることはできないですよね。

先日、面白かったのは

「Uber EATS」の配達員さんが

間違って家のベルを

鳴らしたことがありました。

 

「いや、頼んでないですよ」

「えっ、違うんですか?」

「どこの家ですか?」

「花子さん(仮称)です」

誰よ……。それ。

 

注文したことがないから知らなかったのですが、

個人情報の保護のため、

Uber EATSではお客さんの名字を知らせず、

名前だけでやりとりを行なうんですね。

 

それでは案内のしようがない。

でも別に、本当はここに

第三者が絡む必要なんてないのかもしれない。

ようはネットコミュニケーションの時代、

配達する側、あるいはその向こうのお店と、

お客さんの間に関係性ができていればいい。

おそらく配達員さんは、相手にメールなどで連絡をとり、

すぐに料理を届けたでしょう。

大勢の集団に属する「誰か」を

お客さんにするのではなく、

個別の人とダイレクトにコミュニケーションをとり、

その人に合ったサービスをしていく。

今、求められているのは、そういうやり方。

 

すると、たくさん並んでいるテイクアウト店も、

どれだけ個別の「買ってくれたお客さん」と

コミュニケーションをとり、

コロナ後にまで関係性を保っていられるかが

じつは重要になるのかもしれません。

 

これまでとはまったく違う思考が

お店にも求められるのでしょうね。

 

別にそれはお店に限った話しではない。

あらゆる業界に言えることだと思います。

本当にいろんなことを、私のような仕事でも

試していかなければいけないんだろうなぁ……。

気が重いけど。

 

[効率無視の仕事術]

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