レモネード・デーを知っていますか?
- 2021/6/11
- できる人研究所
- words of wisdom, 君はこの言葉を知っているか?
今日、6月12日は、
アメリカで「レモネード・デー」と
呼ばれる日。
画像は、久しぶりに紹介する
『働く「しあわせ」の見つけ方』(かんき出版)
という本ですが、
ビジネスに関わる、
ちょっとした「いい話」を集めたもの。
この本で「レモネード・デー」についても紹介しました。
じつはこの日には、
史上最年少の起業家とされた女性が
かかわっています。
その名は、アレクサンドラ・スコット。
「アレックスちゃん」と呼ばれた彼女は、
4歳のときにレモネードのスタンドを立ち上げ、
故郷のコネチカット州から全国へ。
4年間で70万ドルを売り上げる事業に
成長させました。
☆
なぜ、そんな勢いで事業が広がったかといえば、
彼女の熱意に皆が同調したから。
アレックスちゃんは、
生まれながらに小児がんを患っていたんですね。
4歳ながら抗がん剤を投与され、
苦しい闘病生活を送っていた。
でも、同じように苦しんでいる子たちが
大勢いることを知り
何かできないかと考えたわけです。
その結果、思いついたのがレモネードのスタンド。
その収益を、がん治療の研究と、患者さんへの援助に当てようと。
猛反対を受けながらも、自分で何とか病気を克服し、
世の中を変えようとさえしているアレックスさんに、
両親たちも協力します。
そして店ができると
彼女に賛同する大人や子どもが
次々と傘下の店をオープンさせ、
レモネードのスタンドが
アメリカ全土に広がるムーブメントになっていったんですね。
多額の寄付ががん治療に対して行なわれました。
残念ながら起業して4年後、
2004年にアレックスさんは
この世を去りました。
それが6月12日のこと。
それでもレモネードスタンドの慣習はアメリカで続き、
命日である今日は
「レモネード・デー」とされ、
多くの寄付が行なわれるそうです。
ぜひ記憶していてくださいね。
[Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]