今日は夏川が読んだ本の紹介ですが、
このコロナ禍にあって
非常に売れている本だそうです。
心理カウンセラー・山根洋士さんの
(アスコム)というもの。
自己肯定ができない……。
なるほど、コロナの感染が広がり、
みんな「自分の思うようにことが進まない」
という状況に陥ってしまいました。
何だか「自分よくやってる!」とか、
「うまくいっているぞ」という手応えのようなものを、
今は持ちにくいのかもしれませんね。
☆
本書によれば、「自己肯定感」とは、
「自分はありのままでいい、
生きているだけで価値がある、という感覚」だとのこと。
それが低くなってしまうと、
「自分には価値がない」
「どうせ自分なんて……」と
自己存在そのものに納得が持てない
危険な状態になります。
確かに現在、
あらゆる仕事にコロナによる
緊急事態宣言の影響がかぶさり、
自分の実力をアピールする機会は
減っているかもしれない。
でも、「価値が落ちた」とか、
「存在理由が薄くなった」なんていう人は
どこにもいない。
すべてそう思わせるのは、
潜在意識下で自分をおとしめている
心の「ざわつき」のようなもの。
本書ではそれを
「メンタルノイズ」と読んでいますが、
それを理解することによって、
何ができなくても、自信がなくても、
ポジティブにはなれなくても、
自分がいることを否定しなくて済むようにはなる。
気持ちをラクにし、
毎日を生きやすくするために
本書の知恵は重要かもしれませんね。
[常識転換の読書術]