東京の雪はおっかない
- 2022/1/7
- できる人研究所
本日の東京の話題といえば、何と言っても「雪」ですね。
夜になり、外を見れば、すでに雪はやんでいるようです。
ただ、この寒さですよね。
積雪量はたいしたことがなさそうですが、
おそらく明日には雪が凍りつき、
道路が非常に滑りやすくなることが想像できます。
それで雪用の加工をした靴を持っている人なんて、
東京にはほとんどいないでしょう。
出歩く予定のある方は、くれぐれも注意ください。
にしても、東京は本当、雪には弱いですよね。
飛行機はもちろん、電車も簡単に止まってしまう。
首都高では必ずといって事故が起こり、
どこも車が動かなくなって渋滞する。
あっちこっちで人が滑って転び、
救急車の音がいたるとこで聞こえている。
でも、その救急車もなかなか渋滞で動きがとれない。
なんとも八方ふさがりなことになってしまいます。
なぜ東京が雪に弱いかといえば、
結局、「備えがないこと」が大きな理由なんです。
これが雪国であれば、
各家に必ず雪の日用の装備があり、
屋根に雪が積もらないように鋭角になっていたり、
すぐに屋根の上に上がれるようになっていたり、
各家にスタットレスタイヤがあったりします。
ところが東京はといえば、
雪で困ることなんて、数年に一度しかありません。
我が身をかえりみれば、よくわかります。
タイヤのチェーンはあるけれど、
巻き方なんて何十年も前にやったきり、忘れてしまっています。
前に大雪の日に買ったスコップは、
一体どこにしまっただろうか?
結局のところ「溶けるまで待つか?」で済んでしまうわけです。
公共機関も同じとは言いませんが、
それでも雪への対策の優先順位は高くないわけです。
実際、何年に1度
あるかないかもわからないことのために
「準備を整えましょう」というのは、現実的でないですよね。
結局、東京で雪が降った日に、一番現実的なのは、
「なるべく外に出ないこと」なんでしょう。
幸いだったのはコロナ禍で、随分と東京で働く人間に
リモート体制ができていること。
だから先見の明のある会社では、
昨日のうちに「今日はリモートでいいよ」とか、
午前中のうちに帰宅命令が出たところも多かったようです。
社員が帰れなくなったとしたら、
そのためのケアが大変になりますからね。
こんな日に遅くまで仕事をさせるところは、
外からも危機管理能力がないように見られてしまいます。
常に先を見て、広い視点で仕事は考えなければならない。
いつもと違うケースだからこそ、
試されることを忘れてはいけません。