夢に挑む人たちを、謝らせてはいけない
- 2022/2/7
- できる人研究所
北京の冬季オリンピック、
早くも日本人の金メダルが出ましたね。
スキージャンプ男子ノーマルヒル、
小林陵侑選手見事でした。
中継を見ていましたが、安定していましたね。
一方で結果が及ばなかった選手も続々と出ています。
今回が3回目になる高梨沙羅選手、
本当に残念でした。
女子でものすごい距離を飛ぶちっちゃな女の子、
「サラちゃん」をはじめてテレビで見たのは、
どれくらい前のことだったろうか?
計算すればオリンピックも12年。
その前だから、震災もまだ起こっていないころか?
私はまだ恵比寿にいたかもしれません。
そんな「ちっちゃな女の子」も、
いつのまにかベテラン選手
「お姉さん」になっている。
築いてきたものは間違いなくナンバーワンだけど、
いまや若い新しいジャンパーたちが、
世界に続々と登場してきている。
そんな中で、いつまでも
遠くまで飛んでいく「ちっちゃな女の子」を
期待するのが酷というものですよね。
ただひたすら「期待に応えられなかった」と
謝っていた姿は、気の毒になりました。
スキーのジャンプというのは、他の競技以上に、
運に左右されるところもあるのでしょう、
どうしても天候や風が、成績に左右しますものね。
考えてみれば、
「金メダルをとって当たり前」のときに
不運に恵まれてしまった高梨選手。
「あの、サラちゃんがキャリアを通じて金メダルなし」
なんておかしいからと、
私たちも現在に期待をしてしまう。
それはいいのですが、
最初から困難な道にへの挑戦であることは
メディアもちゃんと伝えて欲しいですよね。
これは他の競技にも言えることかもしれませんね。
小林陵侑選手は別としても
「成績的にメダルを取れたらラッキーだね」みたいな方でも、
どうしても日本は
「絶対メダルを取れます!」といった紹介をしてしまう。
それでいて、現状で世界の頂点に立っている
日本人以外の選手のことはあまり伝えない。
だから、誰もが「金を取って当たり前」になる。
別にメダルを取る人だけが、
偉いわけじゃありません。
選手の頑張りには「正当な評価」をしてあげたいですね。