褒め合い、笑い合い、楽しめばいいじゃないか
- 2022/2/21
- できる人研究所
今回の冬季オリンピックも、
最後にこの方たちの応援ができたことで
本当に清々しくなれました。
ロコ・ソラーレですね。
見事に女子カーリングで銀メダル。
ただ、この方たちの場合、メダルを取ったから、
「すごい」とか、
「よくやった」という話ではありません。
何があってもお互いを褒め合い、
ピンチのときも声をかけ合って笑い合い、
何より1試合1試合を楽しむことをモットーにする。
だから悲壮感もないし、
どんな結果を出したとしても、
私たちは「よくやった」と言える。
そもそも運の要素も大きく左右する
スポーツの特徴もあるのでしょうかね。
ずっとあの雰囲気でやれることが、
本当に羨ましく思います。
このスポーツの文化でもあるのか、
だいたい解説自体がよくわかりにくいんです。
なんせミスしても
「ナイスショットです!」と言ってますものね。
「それ、まずいんじゃないの?」
と思っていたら、
やっぱり一気に大量点を取られたり。
それでも笑顔は絶やさないように努めるのが、
見事なものでした。
どこかの国の女子フィギュアスポーツのチームに
見せつけてやりたいですよね。
楽しくやらなきゃ、意味ないでしょうと。
ロコ・ソラーレとは、
2018年から名乗っている正式名称だそうですが、
北海道の北見市、常呂町を基盤とするチーム。
「ロコ=ローカル+常呂」ですから、
「田舎の太陽」みたいなことになるのか。
「明るく太陽のように」が、まず基本理念なわけですね。
世の中は結果を出して、なんぼ。
それは誰しもわかっている。
そのために努力しなければならない、
それもわかっている。
でも、結果は出るときもあれば、
頑張っても出ないときもあるんです。
そんなとき鬼の首を取ったように責める人よりは、
明るく笑ってくれる人と
長く仕事はしていきたいですよね。
案外と彼女たちは、
「いいチームの見本」や、
「持続していく組織のあり方」を
示しているのかもしれません。
だいたい結果をちゃんと出すだけではありません。
見ている側の人を癒しながら、
ファンをどんどん増やしていくんです。
ある意味、常勝チームよりも
トータルパフォーマンスはいいのではないか。
仕事はそんなふうにしていきたいですね。