歴史入門10 戦争反対!とチェルノブイリの「今」

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本当に驚きですよね。
まさか2022年のグローバルな世界で
旧世紀のような侵略戦争が、
起こるわけもないと思っていました。

ロシアのウクライナ侵攻。
とにかく犠牲者が限りなく出ないように、
こちらは祈るしかない。
経済的な影響も出そうですから、
とっとと集結への道を見出してほしい。

今の情報を見ると、
ロシア軍は旧チェルノブイリ原発を占領したとか。
ウクライナの首都、キエフのすぐそばなんですね。

チェルノブイリ原発……。
もう36年も前のことになります。
福島の前は史上最大の原発事故であり、
16万と言われる人々が
この地から追いやられることになりました。

ソ連の支配下で原発を抱えていたウクライナは、
この機に相当の恨みを持つようになったのでしょうね。

そんなチェルノブイリが、今どうなっているのか?
知っているでしょうか?

実は5年くらい前、
かの「National Geographic」のチームが
隔離地域の調査に入り、
動画で私は見て、衝撃を受けたことがあります。

ナウシカのアニメの「腐海」のように
放射に汚染された地獄のような光景が広がっていたか
……といえば、そんなことはありません。

広大な地域から30年以上、人間が消えたことで、
そこにはかつて以上の森林がひろがり、
絶滅危惧種の動物が群れをなして生息する
自然のパラダイスが存在していたんです。
詳しくはこちら。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/042100148/

無論、生物の体内に蓄積された放射能量を危惧する
専門家もいますし、
そもそも「そんなのウソだ!」と独自の主張をする
環境保護団体もあります。

けれども言いたいのは、
かつて放射汚染地域でさえ、
これを浄化する力を自然は持っているわけです。
「人間さえいなければ」ですね。

考えればチェルノブイリが浄化された30年は、
この地域で「冷戦」が収まっていた30年。
だから自然は、それを歓迎したのかもしれません。

けれども東側が我慢できなくなり、
ここに現在は軍隊が入っている。
自然からの反撃を受けても、これは仕方がないですよね。

その前に愚かな対立は、
いち早く終わらせてほしいものです。

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