啓蟄の日、動き出そう!
- 2022/3/5
- できる人研究所
こちら、毎年、港区の
「覚林寺」(清正公)というお寺で、
この時期に開花します。
早咲きの桜、「河津桜」ですね。
まだ7分くらいですが、
今年もちゃんと花を開いていました。
来週あたりがピークでしょう。
今日、3月5日は、
「二十四節気」でいう
「啓蟄=けいちつ」にあたる日。
そう言うとあまり気持ちよくありませんが、
冬の間に地中で冬眠していた
ヘビやらカエルやら虫の類いが、
目覚めて地上に出てくる日……ということですね。
春の植物の芽吹きにあわせ、
動物たちの活動が始まる日にあたるわけです。
この「節気」を大きく取り上げているのが、
幸田露伴さんの『努力論』です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4800911095/
致知出版社さんから、
私が現代語訳させていただいてますね。
なんで努力の話に、
そんな生命の息吹が関わるかといえば、
私たちがどれだけモチベーションを上げられるかも
この「気」に大きくよると、
露伴さんは考えたのです。
つまり、冬の間は、どんなに努力しても、
なかなか結果が出なかったかもしれない。
それは自然のエネルギーが低調で、
私たち生物は、恩恵にあずかれないから。
でも、春になると自然のエネルギーが動き出し、
気が「張る」時期になる。
だから、いつもよりちょっと
頑張りやすい時期になるよ……と。
「春が来て、風が和らげば、
人は冬と同じではありません。
春になれば、人の顔にも花は咲きます」
「私たちは明らかに四季の影響を受けており、
それは明らかに草木や鳥や獣と変わらないのです。
だとしたら、私たちはもっとそれに順応し、
四季に合わせて私たち自身の対処を決めるのが、
正しい行動であることは間違いないでしょう」
まあ、虫も動き出すのであれば、
私たちにやっぱり動き出しましょう、と。
今年こそは、素晴らしい春にしたいものですね。