【賢者の言葉】リプトン社長に学ぶ「成功の法則」

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「ビジョンをもち、決断したら、素早く行動すること。
それがチャンスをつかむコツである」

こちらの言葉と、画像の紅茶。
ちゃんと我が家ではストックしている
ティーパックも添えておきました。

「Lipton」の文字。
そう、イギリスに本社を置く世界的な紅茶メーカーですが、
その創業者が
トーマス・ジョンストン・リプトンという方。

今日はその誕生日で、
「リプトンの日」とされているそうです。

このリプトンさん、ものすごくスゴい方です。

1848年にアイルランド移民の貧しい家に生まれ、
10歳からバイトで学費を稼ぎながら、
自腹で学校へ通います。
13歳で蒸気船の船長になり、
15歳で単身、アメリカへ。

スコットランドに戻り、食料品店を起業したのが、
21歳のとき。
それがやはり誕生日の5月10日だったとのこと。
「リプトンの日」は会社の創業日でもあるんですね。

その後、彼は紅茶の事業で大成功したのですが、
要因の1つは、お馴染みの
「ティーパック」を開発したことです。
それで紅茶は、誰でもが手軽に飲めるようになりました。

でも、「手軽に」のところでもっと重要なのは、
直営販売のシステムをつくったことです。

つまり、自身でインドに出向き、
専属の農園を買い取ってお茶を生産。
高品質のお茶を、
卸業者を通さずに自社の工場で製品化し、
「リプトンの販売店で売る」という
現在の成功企業がこぞってやっていることを
19世紀〜20世紀初頭の段階で実現してしまっているんですね。
スタバやユニクロの走りであったわけです。

おかげで紅茶は
「価格破壊」と言われたほど低価格で飲めるようになり、
イギリスの庶民が誰でも飲めるようになりました。
今でも紅茶で一番有名な会社ですが、
世の中を大きく変えた企業の1つなんですね。

ほかにも世界初になる「クーポン券」を発行したり、
サッカーやヨットレースのスポンサーになったり、
大掛かりな新聞広告を打ったりと、
「前代未聞のマーケティング」を展開し続けたのが、この会社。
慈善事業もかなり行なっています。

現在、多くの会社が追随している成功モデルを
いち早くつくり上げた企業として、
決して忘れてはいけない会社ですね。

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