ツバメたちから見放される前に
- 2022/6/28
- できる人研究所
雨もまったく降らないうちに、
ただ暑い状態で、
梅雨が明けてしまったようです。
どうなっているんでしょうね。この天候は。
7月からが怖いです……。
ただ、気づくとこちら、
ツバメが巣作りをしていました。
2階にファミレスがあるビルの駐車場入口ですが、
隣には延々と「巣のあと」のようなものが残っています。
つまりここは、
毎年のように巣がつくられる場所なんですね。
もう10年以上、
代々の家族が継承して、やってきているのではないか。
今年はなかなか、いいカップルだな。
そう思うのは、
一生懸命に巣をつくっているのは、多分メス。
オスは何をしているのかといえば、
私が近づいたとき、
前方のほうで地面すれすれを
暴れるように飛び回っていました。
おそらくは陽動作戦で、
私の目を巣から逸らすために
気を引こうとしているんでしょうね。
襲いやしないって……。
でも、なかなか健気で勇気あるヤツです。
じつは今年、
近所で見かける鳥が少し減っています。
昨年、かなり鳴いていたウグイスは少なかったし、
シジュウカラなども、さほど多くありません。
川に来ているサギも今年は少ない印象です。
コロナが終息し、人間の活動が戻ってきていることが原因なのか。
あるいは異常な気象を、
あらかじめ鳥たちも察知しているのか。
この暑さでは、
虫なども実は少なくなるようですね。
そんな異常な気候を迎えている東京ですが、
ツバメっていうのは、案外と鈍感なのか。
それとも前例を踏襲したがる、保守的な動物なのか。
「いつもの通り」で、ちゃんとやってきています。
「人間のそばなら安心」という感覚が、
ツバメには結構、あるとか。
カラスとかを避けられますからね。
だから市街地の駐車場などに巣をつくることが多いのですが、
あんまり気候が異常で、餌が取れなくなれば、
彼らも彼らなりに考えるでしょう。
この異常気象が地球温暖化に由来するものであるなら、
ツバメたちから見放されないうちに
私たちもなんとか対策しないといけないですね。