【賢者の言葉】憎むより目指すべきは、認めること

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「成功するために大切なのは、どこから始めるのかではなく、
どれだけ高く目標を定めるかである」

こちらは元・南アフリカ大統領にして、
長く続いた人種隔離政策を撤廃し
ノーベル平和賞を受賞した人物。
ネルソン・マンデラさんの言葉ですね。

7月18日は彼の誕生日で、
「マンデラデー」と呼ばれる日。
67年間の政治活動にちなんで、
67分間の社会奉仕を推奨されているそうです。
何をしましょうかね(笑)

ちなみに今年で生誕、
104年ということになります。

なぜ長く続いた人種差別政策を
捨てることができたのか。
大きな理由は、白人のデクラーク大統領と
協力して差別撤廃を推進したことがあります。

「黒人が白人をやっつけた」
ということでなく、
「仲良くしたい」という人を
少しずつ増やしていったからこその、
平和的な社会改革実現だったんですね。

でも、67年という長いキャリア、
マンデラ大統領がずっと、
そんな平和路線だったわけではありません。

穏やかな顔からは想像できませんが、
40代まではバリバリの武闘派。
武力闘争グループのリーダーとして
国家反逆罪で逮捕されているんです。

その後、およそ20年にわたって
収監されることになるのですが、
この長い時間を使ってやったのが
「白人について学ぶ」ということでした。

その文化や歴史、偉大な人の教えなど。
伝統的なラグビーについて学んだのも収監中でした。
南アフリカのラグビーは、
その後、マンデラ大統領のプロデュースで、
人種を超えた協力の象徴になっていきますね。

そんなふうに憎っくき相手のことをよく知り、
リスペクトすることで、大きな結果を成し遂げた。
争うことばかり考えずに、
相手のことを考えてみよう……というのは、
私たちが問題解決をする際の大原則ですね。

そういえばアメリカの議会は、
「マンデラ大統領の功績を讃える決議案」を
採択していますが、
先日、我が国の安倍元首相も、
同じ決議を採択されました。
日本人としては素直に誇り高いですね。

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