「『ありがとうございました』じゃない、
ていうのは正直、自分が一番思っている。
全然、終わらない。引退でもなんでもない。
ここから、さらにうまくなる自信、
さらに見る価値があるなって思ってもらえる
演技をするために努力していくので、
これからもどうか応援してやってください」
羽生結弦さんの、本日の言葉でしたね。
いや、長く生きていれば、
こういう日ってあるんだな……というのが
正直な実感でした。
震災のころからでしたよね。
東北から立ち上がり、日本に再び勇気を与えるため
何年もの間、頑張ってくださいました。
2大会連続の金メダルはもちろんですが、
傷ついても傷ついても、
復活して見事な演技をして
日本中の期待に応えてくれた勇姿を
忘れることはないですよね。
でも、まあそういう重責から、
やっと解放される……ということなのでしょう。
「高校野球選手がプロに行くことを
引退するとは言わない」
という言葉が印象的でしたが、
技を進化させて記録を狙い、
メダルを争うような世界を捨て、
もっと自分を魅せるプロの世界で
新しい挑戦をしていきたいとのこと。
肉体的な限界もあるし、年齢のこともある。
50代のおっさんが言うのも何ですが、
若い頃のようなパフォーマンスが
どうしてもできない時代はやってくるんです。
そんな自分を知り、
そのときそのときの「最高」にチャレンジしたい。
前向きで素晴らしいですよね。
いくらそう思ったって
「諦めた」とか「限界だ」とか「終わりです」なんて
自分で言っちゃいけないんです。
やっぱりこの方の言葉は参考になるなぁ……。
だから「お疲れさま」でなく、
「これからも頑張ってください」と
エールを送りたくなります。
せっかくステージを変えるのなら、
もっといろんなことに挑戦してほしいですよね。
言葉に力のある人だから、
本などもどんどん執筆してほしい。
これからメッセンジャーとして、
さまざまな分野で活動されそうですね。