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とうとう8月になってしまいました。
月日の流れるのは、本当に早いものですね。
もう夏休みを考える時期になっているんですね……。

そんな折、すでにSNSでは紹介していますが、
夏川が訳した
『超約版・貞観政要』(ウェッジ)が
なんと「DIAMOND online」で紹介されています。

こちらです。↓
https://diamond.jp/articles/-/306809

雑誌が廃れ、
書評メディアもさまざま推移した現在にあって、
おそらくは最も影響力のあるネットメディアの1つ
……ではあると思いますが、
プロデュースしてくださるアップルシード・エージェンシーの
お陰様もあるのでしょう。

「本がもっと売れてほしい」ということもありますが、
夏川の名前を皆さんに思い出していただく
1つのきっかけになれば、ありがたいですよね。

今回、取り上げられているのは、
「ダメな組織には忠臣はいても良臣がいない」
「いい人材がいないというのは言い訳にすぎない」
「重視すべきは才能より人格である」
という3つの題材。

なかでも最初の「忠臣」と「良臣」は、
「一体どう違うんだろう?」という
疑問が起こるでしょう。

「忠臣」は要するに「イエスマン」です。
忠誠心は篤いのですが、
上の人間の言うことを聞くだけで、
組織をよくはしてくれない。

一方で「良臣」は、
リーダーが間違った行動をしているとき、
「文句」を言ってくれる人です。
だから賢いリーダーであれば、言うことを聞き、
自分を諌めることができる。

「賢いリーダーであれば」ですね。
多くの組織は「良臣」を疎み、
「忠臣」だけを周りに置きたがる。
それで滅んでいってしまうのは、
今もニュースで世の中を騒がせている人々が皆、
同じですね。

本書の主人公である太宗は、
7世紀にしてそうした事実に気づき、
自分の側近を敵側にいた武将から採用しました。
そうやって自身の政策に文句を言ってもらうことで、
万民が喜ぶ善政を行なおうと努力したわけです。

さすが「DIAMOND online」で、
リーダーの実践に役立つ具体的な話を選出。
嬉しくも恥ずかしいことに、
私の短い解説もちゃんと収録されています。

短い記事ですので、
ぜひぜひ取り上げられた夏川の成果、
見てやってくださいませ。

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