「お中元」の仕事術

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画像、新潟県は魚沼のお酒、
「八海山」ですが、
久しぶりに手に取る一升瓶サイズ。
でっかいですよね。

こちらは今どき珍しいのですが、
出版社の編集者さんが
「お中元」で送ってくださったもの。

もう、そういう贈答品を
やらないのが当たり前になっていますし、
私自身もこのところはずっと
贈ったこともありません。

でも、古きおもてなしをずっと守っているところも
こうしてあるわけです。
当然ながら嬉しいですよね。
感謝して、心して飲まねばいけません。
できれば締め切りなどに
遅れないようにしないと(苦笑)

ところで右側ののし紙を見ると、
「お中元」とか何も書いていません。

これ、実は正しくて、「お中元」というのは、
場所によって期間が異なるとのこと。
おおむねは、
関東が7月上旬〜15日。
関西が7月15日〜8月15日だそうです。

なぜ関西が長いかといえば、
「旧盆」があるから。

つまり、お中元=お盆(盂蘭盆)で、
「中元」というのは、道教での言い方。

この「中元」がもともと死者をお祀りする日で、
仏教から「お盆」が導入されたときに
中国で一緒になったそうです。
お祭りの仕方は仏教で、
時期は道教に則っている……という
ちょっと不思議な儀礼であるようですね。

でも、そもそもは
「ご先祖様に感謝する」という日だったのが、
さすが中国で儒教の影響でしょうか
「年長者に感謝する」という話になり、
日本に入ってくると
「お世話になった方に感謝する」ということで
贈り物をする習慣ができました。
商人の習慣として始まったようです。

こういう世の中、品物を送るには
お互いの負担もあります。
だから省略されていくのは当然でしょうが、
「感謝する」という精神自体が、
消えていくのも考えものですよね。

せめて心のやりとりは、続けていきたいものです!

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