人生とはその「今日一日」の積み重ね、
「いま」の連続にほかなりません……。
こちらは稲盛和夫さんの言葉。
京セラを創業し、
今のKDDIの元にもなったDDI（第二電電）に、
2012年には日本航空の会長になり、
Ｖ字回復もさせた「経営の神様」。
同時にビジネス書の業界においては、
数々の名著を著し、
自己啓発書の翻訳もされた大作家。
私も数々の引用をさせていただいなのですが、
90年の人生を終えたそうですね。
お悔やみ申し上げます。
稲盛さんの公式ページに見ると
「６つの精進」という原則が紹介されています。
・誰にも負けない努力をする
・謙虚にして驕らない
・反省のある毎日を送る
・生きていることに感謝する
・善行、利他行を積む
・感性的な悩みをしない
1日1日をそんなふうに生きればいい……。
簡単なようで、そうではないのでしょうが、
誰だって成功する可能性は
この世に持って生まれてきているわけです。
そうなるためには、
小さなことをコツコツと積み上げていくしかない。
それをするからこその、
大きな成果であるわけですね。
私がかつて、
『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか？』
で紹介したエピソード。
経営者として会社にいた稲盛さんが帰ろうとして、
ふと隣のビルを見る。
すると、まだ明かりがついている。
「こんな時間でも働いているんだ……」
すると稲盛さんはまたオフィスに戻り、
「負けないぞ」と仕事をもうひと踏ん張り
頑張るのだとか。
子供みたい（笑）ですが、
こんな小さな競争心と時間の積み重ねが
何年もすれば大きな差になるのでしょう。
当たり前のことですが、
その大切さを心に刻んでおきたいですね。
学んだことをしっかりと受け継いでいきたいものです。
