それでもやってくる秋!
- 2022/9/3
- できる人研究所
あらためて9月です。
少し涼しくもなっているここ数日。
天気が微妙ではありますが、
一気に秋はやってきそうな雰囲気ですね。
秋にはいろんなものが旬を迎えますが、
こちらは今年初でいただいた「桃」です。
厳密には「秋の味覚」でなく、
「夏の果物」のようではあります。
ただ旬になるのは、8月の終わりから9月にかけてか。
実際、異常気象の影響ですかね。
少しまだ硬かった印象です。
これから秋くらいまでのほうが、
もっと美味しいかもしれません。
「桃」というのは、中国原産の果物で
日本には縄文時代からやってきているそうです。
そもそもは「仙果」などと言われ、
食べたら寿命が長くなるとか、
仙人が持つ魔法のような力を授かる
……なんてことも言われていました。
そんな神秘的な力があると思われたから、
桃太郎も生まれることになったわけです。
ひょっとしたらどこぞの海賊が、
体を伸び縮みさせるようになっているのにも
この力が関わっているのか?
日本では非常に古くから
神聖視されてきた果実になっていますね。
ただ、桃をこれだけ神聖化したのは、
日本ならではなのだとのこと。
海外に行くと、桃はもっと硬く、
リンゴの親戚のような感じで、
結構、雑多な果物になっているようです。
スモモやらネクタリンなどと
同じような種類に数えられました。
ところが日本では、
「神聖な果物」になった関係で、
非常にデリケートな扱いをされ、
皮はどんどん薄くなり、
熟さないと美味しく食べられないようにと
特殊な進化を遂げていったそうです。
その種類も日本だけ、
やたら豊富になっているんですね。
ならばこれから9月の間、
日本文化が生み出したものとして
美味しく食べられたらいいですね。
9月をいい季節にしていきましょう!