日本が誇る、あの伝統工業が今、世界に革命を起こしている!!

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今日は現在の世界で起こっている
表題に上げたような
「すごいこと」がよくわかる本の紹介です。

日本の美意識で世界初に挑む
(ダイヤモンド社、本体1500円)
というもの。
昨年の9月に発売されています。

著者は細尾真孝さん、という方。

1688年の創業から300年以上続いている
京都「西陣織」の機屋さん
「細尾」の12代目、経営者とのことです。

そんな伝統産業の織物が、世界のブランドに
いまや大きな影響を与えつつある。

本書をめくると口絵があるのですが、
そこにあるのは、例えば「光輝く服」。
なんと「クラゲの遺伝子を組み込んだ蚕」の糸で
織物を織ることで、
そんな衣服が実現できるそうです。

細尾さんは現在、伝統的な織物の世界に
最先端のテクノロジーを組み込むことで、
次々とあらゆる素材産業に
イノベーションを引き起こしています。

「素材産業」と言いましたが、
提携して新しいものを生み出しているのは、
クリスチャン・ディオールやシャネル、
エルメスやカルティエといった
アパレルの世界ばかりではありません

たとえばホテルなど建築物の壁紙であったり、
車の内装であったり。
実際、リッツ・カールトンホテルや
レクサスの内装に「西陣織」の
技術が使われているそうですが、
織れる生地の大きさを拡大させたことで
あらゆる素材に
「西陣」が生かせるようになったんですね。

40代にして、日本の伝統工業から現れ、
世界の注目を集めるまでになっている経営者が
本書の著者、細尾真孝さん。

本書はその現在に至る軌跡と、
「美」にこだわった考え方を紹介している
初の著書です。

これからの日本のビジネスの
ヒントになる1冊と思いますね。
面白く読める本です!

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