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夏川訳の『貞観政要』を置いたこちら、
鎌倉は建長寺の「竜王殿」の庭になります。
向こうには巨大な仏殿も見えていますね。

本日は時間もようやくでき、
4月に本が発行されてから
忙しいのとコロナの影響で
ずっと来れずにいた鎌倉へ。

この本を日本に普及した執権・北条家の方々に
御礼を申し上げにやってきました。
新刊ができる前に来れてよかったです。

鶴岡八幡宮は混んでいましたが、
こちら建長寺は結構静か。
本も躊躇なく飾れました(笑)
竜王殿の反対側には庭園もあり、
くつろぐこともできます。

建長寺は5代目の執権、
北条時頼が建造したお寺。

今、大河ドラマで主人公をやっている
北条義時の息子、泰時の孫に当たる人物ですね。

3代目執権・泰時を継いで
4代目となった兄の病に際して
5代目を引き継ぎました。

泰時やその叔母、政子さんが愛した
『貞観政要』の影響を
どの程度、受けたかはわかりません。

ただ、身分を隠して全国を行脚し、
御家人たちや民衆の様子を見ては
内政策を打ち出したり、
地方からの抜擢を行なったという伝説があります。

相手が執権・時頼と知らず、旅の僧をもてなすため、
庭の鉢の木を焼いた貧しい武士を
後に領主に引き上げた
「鉢の木」の話は有名です。

何かと争いごとや陰謀も多かった
北条家の歴史において、
最も善政を行なったと言われる人ですね。

建長寺に来ると、頑張って足を運ぶ
山の上の僧坊の天狗にも
しっかり本を見せて(笑)


時間もなかったので、
今回は2箇所くらいの来訪ですが、
また、関係するところを回ってみたいとは思っています。

そういえば、
武士道や歴史の本を出したときは、
江戸城や博物館へのツアーを企画していました。
コロナも終息してきましたし、
ああいうイベントがまた復活できるといいですね。

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