タクシーアプリが使えない!?

先日、足の悪い母親が、
早朝から美容院に行きたいとのこと。
美容院の予約はできているので、
「タクシーを予約できないか？」
ということになりました。

いつもなら自分の車を使うのですが、
駐車場までも距離があります。
本当なら通りまで出るのですが、
ここのところ母親は歩くのが辛い。
ならば、あまりやったことはないのですが、
タクシーの予約をすることにしました。

それでタクシー会社に電話をかけるのですが、
今はそうなんですかね。
まったく電話が交換からつながりません。
代わりに何度も流れる音声は、
「ネットかアプリからの予約を推奨します」というもの。

そこで仕方ない。
スマホのアプリをダウンロードして、
地図から場所を入力、
８時30分に予約をとりました。

そこで当日です。
「予約の１時間前になりました」
というメールで私は起こされます。
そこで気の早い母は、時間になると外に出て、
家の前で待つ。
「そろそろ来るかな？」

で、８時30分です。
私のところにメールが来ました！
文面はこうです。
「残念ながらタクシーが見つかりませんでした」

えっ……？
予約したのに、見つからないって、どういうことよ!?

知りませんでした。
タクシーアプリで言う「予約」とは、
その時間にタクシーを回すのでなく、
「その時間に周辺のタクシーを探す」
ということのようですね。

で、いませんでした。はい、終了……と。
そんなの意味ねえじゃん!?
ただ、手を上げて拾う手間を省くだけのものらしい。

時間になっているので、慌てて今度は電話をかけます。
するとやはり、つながらない……。
流れるメッセージは、
「ネットかアプリからの予約を推奨します」
これではラチが空きません。

結局、アプリで
「タクシーを探します」
「見つかりませんでした」
というやりとりを20分くらい繰り返し、
大幅に遅刻しながら、
やっと来ていただくことができました。

調べると、タクシー会社のホームページからなら、
「家に何時に来てほしい」
といった予約ができるようです。
これからはそうしよう……。

それ以外は、健康であれば、
大通りまで出て拾った方が早いのではないか……。
結論からいえば、
「ネットがあらゆることを便利にした」とは
考えないほうがいいみたいですね。
戒めとしてとらえましょう。

夏川賀央・できる人研究所ブログ