本日は1日中、
日本中がワールドカップの話題で持ちきりでしたね。
それくらいスペイン戦の勝利は、
日本中が驚くビッグニュースだったわけですが、
スペインのサッカーが大好きな私は
複雑な気も少しします。
でも、それくらい日本のレベルは、
世界に追いついてきているということ。
まあせっかくですからブログでも、
こちらの言葉を紹介しましょう。
「大きな壁を乗り越えた。
これで1戦目は奇跡でなく、必然と思ってもらえる。
チーム一丸となって戦えた結果だと思う」
堂安律選手の言葉ですね。
後半戦、キックオフ直後の怒涛の奇襲攻撃。
目覚めるような強烈なシュートで、
同点ゴールを決めました。
ゴールラインギリギリからのパスで
逆転ゴールが生まれたのは、その直後でしたね。
決して運で勝ったわけではない。
日本は、「どんな手を使えば、
あの圧倒的に個々の技術で勝る
スペインから点を取れるか」を真剣に考え、
おそらくは監督のアイデアに対して
選手が持てる限りの能力を活用して
2点をもぎ取ることに成功したわけです。
「ラッキーだった」とか、
「奇跡を起こした」なんていう言葉で、
そうした努力の成果を
打ち消してしまうことはしたくない。
なるほど、この考えは、
私たち皆が普段の仕事でも
忘れてはいけないことかもしれませんね。
日本には謙虚を重んじる文化がありますから、
何か成果を上げたときも
「たまたまです」とか
「運がよかっただけです」なんて謙遜します。
日本だけでなく、
かの『ビジョナリーカンパニー』でも、
偉大な経営者の条件として
「成功を自分の手柄と考えない」ということは
言われます。
だから謙虚であることは、悪いことではないんです。
でも、私たち、毎日、仕事ができるのは、
決して「たまたま」ではない。
試行錯誤と努力をそれなりの時間、
一生懸命に積み上げてきた結果であることは
事実であるわけです。
そのことにもっと自負を持とうよ……と。
「生まれてきた奇跡」なんかじゃない。
私は今、必然で、
自分がいる場所に立っているんだ……と。
そんなふうに思うことは大切ですね。