冬のすずめは、ひと回り違う

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寒い日になっています。
お日様が欲しいな……と、
高層マンションの向こう側にある太陽を眺めると、
木の上には自分のように、
皆で太陽を眺めている集団が!

「でかい鳥だよな」と思ってよく見ると、
なんだ、すずめじゃないか……。

でも、なんとなく普段家の周りや、
ベランダにいるものと
サイズが違う気もします。
なんだか異常に丸っこくないか……?

その通り、じつはすずめというのは、
冬になるとひと回り、
太っているそうなんですね。
まるでコロナ禍で運動不足の
私たちのように(苦笑)

でも、彼らの場合は、
太るのも生き残るための戦略です。

その理由は2つあって、
1つは冬に食料が不足するため。
すずめたちはそれに備え、
秋にたくさん食べるそうなんですね。

まあ「食欲の秋」は人間だけでなく、
すずめにもある、ということですが、
たくさん食べて目一杯脂肪を蓄え、
食料がないときは、
体脂肪で乗り越えるわけです。

人間も秋に食欲が増すのは、
同じような理由があったのかもしれませんね。

もう1つは、冬になるとすずめの羽毛が立ち、
空気を取り込めるようになるそうです。
そう、これは
「ダウンジャケット」と同じ構造。

そうするとふかふかのカバーに
すずめの体が覆われたような状態になる。
つまり、体をあったかくするための
工夫をしているわけです。
なかなか便利な体を持ってますね。

じつはこの冬のすずめ、
「ふっくらしている」ということで
「福良雀」と呼ばれ、
見ると「縁起がいい」ともされているそうです。

晴れた日には集団で木の上にいることが多いので、
ぜひ探してみてください。

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