ウサギの強さと弱さに学ぶ
- 2023/1/3
- できる人研究所
今年は卯年ですが、
画像は何年か前に行った京都の岡崎神社。
境内に一杯、ウサギがいる神社として
有名なところです。
狛犬ならぬ「狛うさぎ」というのは、
ここで初めて見た気がする。
その昔からウサギは多産の象徴で、
さらに飢饉などもあった昔のころは、
「いざ」という場合に食糧にもなる動物ということで、
とても重宝されたそうです。
そんなことから「神さまの使い」のように
考えた方もいたんですね。
だから「うさぎ年」が、
どんな年になると言われているのか?
……といえば、
やはり「繁栄と安定」というのが
一番の象徴のようです。
さらに「跳ねる」ことから、
飛躍の年にもなると言われています。
もう一つ、ウサギの特徴には
仲間との関係性もありますね。
よくウサギについて、
「1人ぼっちにすると寂しくて死んでしまう」
ということが言われます。
私たちのように孤独に弱い。
だからいつも誰かが
構ってあげないといけない……と。
それで飼育委員をやっていた小学校の時、
私は毎日のようにウサギ小屋に行ってました。
でも、それって嘘らしい……。
野生で生きる動物が、
ひとりぼっちで死んでしまうなら、
そもそも繁栄できるわけもありません。
彼らはちゃんと寂しくても生き残る力を持っています。
でも、「どうして寂しいと死んでしまう」
という話が生まれたかといえば、
ちゃんと生きられるから「強がる」んです。
ご存じのようにウサギは、
野生の中では弱い動物です。
だから怪我をしていたり、
お腹が空いて動けなかったりすると、
格好のターゲットになってしまう。
だからどんなに衰弱していても、
「強いフリ」をするんだそうですね。
その結果、
「昨日まであんな元気だったのに、
今日になったら死んでいる」ということが
多くあるとか。
それが「ひとりぼっちになると死んでしまう」という
伝説を生んだとのことです。
まあ、なんとなくウサギの気持ちはよくわかる。
強がる姿勢は、大切にしたい。
でも、困ったときは頼るように。
そんなウサギたちに学びながら、
飛躍と繁盛の素晴らしい年にしていきましょう。