なぜ七草粥って、食べるのだろう?
- 2023/1/8
- できる人研究所
1月7日といえば、
画像の、こちらを食べる日でしたね。
「七草粥」です。
春の七草、スーパーに行けば、
まとめて売っています。
・ほとけのざ(コオニタビラコ)
・なずな(ぺんぺん草)
・はこべら(はこべ)
・ごぎょう(ハハコグサ)
・せり
・すずしろ(大根)
・すずな(蕪)
なんでも平安時代の『延喜式』に記述があり、
宮廷の皇族や貴族たちが、
わざわざ草を摘みに行く行事を行なったらしい。
そもそもは民衆の間にあった儀式だそうですが、
新年に生えた若菜を食べると邪気が払えて、
いい年になると考えられたとのこと。
ちなみに本来は旧暦の1月7日でしたから、
今、摘みに行っても、
まだこれらの植物は芽吹いていません。
でも、そんな七草粥を食べる
1月7日って何の日なんだろう?
「人日の節句」とありますが、
意味はよくわかりませんよね。
じつは古代中国では、正月の6日までを
家畜たちに感謝する週間にして、
割り当てた動物を殺したり、
食べたりはしないことに決めていたそうです。
1日……鶏
2日……犬
3日……豚
4日……羊
5日……牛
6日……馬
で、7日目は「人」ということで
人間を食べないのは当然ですが、
戦争をしていたら休戦し、
刑罰も行なわないようにしたらしい。
さらにはせっかくだから
1日目から6日目までの肉も食べず、
胃を休めるため、粥を食べたんですね。
日本ではそれにさらに「味」をつけて、
そのときに採れる若菜を入れた。
1000年以上も「いいこと」と
続けられているわけですから、
守っておくのが賢明なのでしょうね。