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2月11日は「建国記念の日」でしたね。

せっかくの休日なのに、
土曜日だったのは残念かもしれません。
でも、多くの休日が第●月曜日などとなって
3連休になっている現在、
固定されている休日は少なくなりました。

どうして移動しないんだと、
不満に思う人もいるかもしれない。

移動するわけがない。というのも、
そもそも「建国記念の日」というのは
神話上で「日本」という国が誕生した日に
ちなんでいるわけです。

ところが現在の日本は、
学校などで「神話」を学ぶことがありません。
敗戦以後、そうした教育が
無くなってしまっているのですが、
そもそも民族のアイデンティティを作り出すため
長い時間をかけて形成されるのが
世界中にある「神話」なわけです。

それを国民として「一般常識にもしない」というのは、
やっぱりおかしいと思います。

歴史学者、アーノルド・トインビーによれば
「神話を失った民族は滅んでいく」とのこと。

だから建国記念日くらい、
「本当はこういう日なんだよ」ということを
大人は子供に語り伝えていく必要がありますよね

そこで紀元節の2月11日とは、
初代の天皇、神武天皇が即位された日。
日本書紀の記述をもとに西暦に換算すると、
紀元前660年のこの日ということになり、
昭和になって「建国記念日」と定めたわけです。

ただしアマテラスオオミカミから5世代あととなる、神武天皇。
実在したかどうかは、なんの確証もありません。
「日本書紀」とはそもそも
彼が生まれた時代から1500年以上も経って
編纂されたものになります。

初代天皇の功績といえば、
東日本への遠征に出向き、
少なくとも関東くらいまでを支配することで、
日本の土台を作ったこと。
とにかく時代はどうあれ、
日本ができている以上は、
似たような人物がいたことは事実なのかもしれない。

ちなみにこの「東征」を助けたのが、
サッカー日本代表の象徴になっている
八咫烏(ヤタガラス)ですね。

ちなみに日本は
「世界最古の王朝を持っている国」とされていますが、
この神話的な神武天皇からさかのぼるのでなく、
ちゃんと実在が確認される天皇からたどっての話です。
その点の伝統性は、我が国が世界に誇れること。
覚えておきましょう!

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