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気球はそもそも、日本の得意技術だった!?
- 2023/2/20
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最近は「気球」が世界を賑わしています。
最初はおそらくは中国が偵察用に作ったもの
……だったのでしょうが、
これをアメリカが撃墜。
言い訳している中国も踏ん切りがつかなくなり、
何やら口ゲンカのようになっています。
その傍ら、何年か前にもブログで書いた気がします。
何度も気球が来ていたにも関わらず、
能天気に放置していた日本。
やっと撃墜できるようなことにはしたとか。
偵察用ならまだしも、もしこれに
兵器などが積んでいたらどうするのか?
なんて私は考えていまいます。
いや、気球に爆弾なんて、あるわけないでしょう?
ちゃんとあるし、実際に戦争で使われています。
しかも過去、そんな「気球爆弾」で
世界をビックリさせていたのは、
他ならぬ日本だったんですね。
それが画像、太平洋戦争中に使用された
「ふ号兵器」なるもので、
和紙製の水素風船に爆弾をくくりつけて飛ばすもの。
アメリカでは「ファイアー・ボール」と呼ばれたらしい。
Wikiによれば9000個くらいが飛ばされ、
361機がアメリカに到達。
オレゴン州では民間人の犠牲者も出ているそうです。
効率がいいのか悪いのかはわかりませんが、
大陸を横断して成果を出した兵器というのは
世界初だったとのこと。
おそらくは偏西風の流れを
ちゃんと日本の技術者は持っていたのでしょうが、
ひょっとしたら当時は、
世界最優秀の気球技術だったのかもしれません。
実際、私が子供のころは、空を見れば必ず
「アドバルーン」が飛んでいた記憶があります。
中年以降の方であれば、
「大セール開催中!」なんて書いた大きなアドバルーンが
デパートにくくりつけられていたのを
覚えているのではないでしょうか。
あれ、規制してなくなったのか思うと
まったくそうではないんですね。
別に今でも上げるのは自由。
ただ費用対効果があまりに悪いから、
「今はやらなくなっただけ」のようです。
まあ、ネットの時代ですし、空なんて誰も見上げてないよ……。
ということなのでしょうか。
今の気球はそんな隙を突いていたのか?
そもそも有人飛行に初めて成功したモンゴルフィ兄弟も、
目的は軍事利用でした。
ヨーロッパではその当時から偵察用に
気球は多く使われています。
爆弾をつけて飛ばすことも日本軍に限らず、
パレスチナのハマス軍なども使用しているそうです。
そのことがわかっていたら、
あまり「謎の気球」を放置はできませんね。