「世田谷観音」に行ってみました!

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「世田谷観音」というものがあるのを、
知っていたでしょうか?

東京にいながら、私も紹介されて初めて知りました。
正式名称は「観音寺」というお寺で、
三軒茶屋と学芸大学の間くらいの住宅地に
ひっそりとあります。

その中心は、画像の観音堂で、
右が本尊の聖観世音菩薩像のあるお堂。

そして左は、太平洋戦争のときに命を失った
特攻兵4704人の供養に建てられた
「特攻観音堂」というものです。

外には慰霊碑のほか、かの吉田茂元首相が
建てた碑もありました。

この2つの観音様は常時
見れるわけではないのですが、
表には池があり、
「夢達観音」という観音様が建てられています。
こちらはまた紹介しましょう。

じつはこのお寺、
真言宗やら日蓮宗やらといった特定の宗派に属さず、
昭和26年に太田睦賢さんという、
もともと「パン屋さん」だった方が
独力で建てたものだそうです。

その個人が浅草寺に開眼をしてもらい、
重要文化財級の仏像などを集め、
戦没者も供養する特別なお寺として
確固たる存在になっているんですね。

にしても、世の中にはすごい方がいたものだ……。

そんなお寺だから、
普通の寺とはちょっと違う雰囲気もあります。

確かに入り口は仁王様もいるのですが、
観音堂の中には
じつは「マリア様」もいたり、
韋駄天さんや五百羅漢もあったりと、
様々な要素が盛りこまれています。

でも、それらが閑静な森に溶け込み
独特な雰囲気を持った場所でしたね。

なかなか行きにくい場所ではありますが、
東京の方は
訪ねてみるとよいのでないでしょうか?

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