10年後のチームまで思い描けているか?

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本日は東京ドームでは最後になる、
WBCのイタリア戦、準々決勝の試合がありました。
気合いの入った大谷選手の投球に、
継投したダルビッシュ選手を含めた投手陣。

それ以上に、本当に打ちますよね。
日本の打者たちは。
正直、このレベルでは負ける気がしない。

まあ、これからアメリカへ乗り込んでの戦いとなりますが、
今の日本のチーム、本当に強いな〜と、
誰しもが思いますよね。

その中心となった栗山英樹監督と、大谷翔平選手、
考えてみればすべては、
2012年に始まっているわけです。

このとき高校から即、
メジャーでの挑戦をしたがっていた大谷選手に対して、
「今すぐアメリカに行くより日本で基礎を作ろうよ」
「その代わり、二刀流で
世界に通用する選手になろうよ」と、
4度にわたって大谷選手を説得したのが栗山監督です。

5年後、大谷選手はその通り、
二刀流の前代未聞の選手としてアメリカに渡り、
世界が憧れるスーパースターになる。

そして栗山監督は、日本代表の監督となり、
そんなスーパースターになった大谷選手を
チームの柱にする。

こういう未来って、当時、見えていたのですかね。

いろいろ今のチームを見ると
ビックリすることも多いのですが、
大谷選手がアメリカに渡ったとき、
練習の仕方についてアドバイスしたのが
ダルビッシュ投手だったとか。

つまりこの人たち、
「今、自分が所属しているチーム」を超えて、
はるか遠い先を見て野球をやっているわけです。

5年後、10年後を見れば、
共に戦う仲間になっていることもある。
そうでなくても日本全体のレベルを上げたほうが、
自分にとっては絶対にプラスになる。
先の先を楽しみにしながら、
自分の夢をどんどん大きくしてきたんだなと
本当にすごい人たちなんだなと感心してしまいます。

思えば、自分も独立したとき、
いろんなことを考え、
「仲間を大切にしよう」なんて当初は
一生懸命にやっていたものです。

でも長い月日が経つと、だんだん
理想と現実の差は開いていく。
それを完全実力主義のスポーツの世界で、
実行しているのはすごいですよね。

こうした流れがどんどん展開していけば、
日本はどんどん強くなるし、
活躍する選手がどんどん出てくるのでしょう。
そういう流れを本当はビジネスの世界でも、
きちんと作っていきたいですね。

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