古墳に登ると気持ちいい!?

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

昨日は忍城を紹介したのですが、
ここまで来たので、ついでということで
久しぶりに寄りました。
こちら「さきたま古墳公園」ですね。

さきたま古墳群とあって、
とにかく広大な領域に
たくさんの巨大な古墳があります。
1つひとつ見ていくとかなり大変。

ですが、まあ1つだけなら、やはりこちらへ。
「稲荷山古墳」というものですね。
だいたい長さ120メートルの
前方後円墳になります。
カギ穴のような形のやつですね。

ちなみに下は後円部から前方部を見た景色。
「後円」というくらいですから、
丸いほうが後ろ側なんですね。
石室はこちらにありました。
右のほうに見えるのが「前方」の側、
右には隣の将軍山古墳も見えていますね。

この古墳で有名なのは、
なんといっても国宝級の「鉄剣」が
出土していることです。

5世紀〜6世紀の、ほぼ日本にまだ
文字が存在していなかった時代。
そんな時代に中央の有力者が
この地の豪族に与えたと思われる剣に
銘文が見出せたわけです。

その文字から「ヲワケ」という人物が
「ワカタケル」という王に仕えたことが
推定されています。

このワカタケルが、日本書紀の記述から
21代の雄略天皇とされ、
この王の実在と、すでに埼玉まで勢力が及んでいたことの
根拠とされているわけですね。

つまり、「日本」という国は、
継続している世界最古の王朝をいただく国と
世界的に認定されているわけですが、
その「世界最古の王」として考古学的に確認できる方の
証明となる史料が発見された場所という
位置づけになるのが、この古墳。

そんな古墳の上に登って、
世界を見渡すことが、ここではできるわけです。
なんとも爽快ではありませんか(笑)

圏央道などができたおかげで、
いまではこの場所へも東京から
1時間ちょいくらいで来れるようになっています。
気が向いたら、
ぜひいらしてみてはいかがでしょうか?

関連記事

ページ上部へ戻る