6月6日に生まれた者……

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6月6日は私の誕生日だったということで、
Facebookなどに多くのお祝いメッセージをいただきました。
ありがとうございます!!

そういえば、この日に生まれたお陰で、
子供の頃はよく「不吉な子」と、いじめられたものです。
若い人は知らないかもしれません。
映画「オーメン」の影響ですね。

これは「悪魔の子」を引き取ったお陰で、
不幸に見舞われる家族を描いたホラーでした。
ホラーとはいえ、1作目のお父さんがグレゴリー・ペック。
2作目のお父さんが、ウィリアム・ホールデンと、
かなりの名優を揃えた大作でした。
ただ、3作目からは悪魔の子も大人になり、
映画の印象は薄くなりましたね。

いずれにしろ「オーメン=予兆」ということで、
キリスト教世界を覆す、
悪魔として生まれた少年=ダミアンの、
誕生日が6月6日、6時だったわけです。

でも、なんでこの「666」という数値が、
悪魔の生まれてくる
縁起の悪い数字になっているのだろう……?

その日に生まれた私にとっては迷惑ですが、
典拠は「聖書」に基づきます。
「ヨハネ黙示録13章18節」に、
「獣の数字」という文句が出てくるんですね。

「思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。
その数字は、人をさすものである。
その数字は666である」

あからさまに記述されているのが、
「666の獣」というもの。
これが「キリストの敵」とされ忌み嫌われ、
悪魔の生まれくる誕生日にされたわけです。

でも、どうして666なんだろう?

じつは日本の「4」のように、
特別に「6」が不吉ということはありません。
問題はあくまで666という「6並び」の数で、
理由にはさまざまな説があるそうです。

その中で一番有力なのは、
「皇帝ネロ」の正式名のローマ字を数字化し、
それらを足すと666になる……というもの。
すると「数字が人を指す」という意味も通じます

なぜ皇帝ネロか? というのは、起源1世紀の頃、
最も過酷なキリスト教迫害を行なったのが、
このローマ皇帝でした。

当時のキリスト教徒たちは、
皇帝の名を直接言うと、どこで聞かれるかわかりません。
だからその名前を暗号のように数字化して、
「また666が何かやりそうだぞ?」とか、
「まったく666のお陰で、逃げまわならなきゃいけない」
「666は、絶対、ろくなことが起こらないぞ……」なんて、
噂したわけですね。

実際、皇帝ネロは敵を作りすぎた結果、
30歳にしてクーデターを起こされて自殺するのですが、
悪口のように言っていた通称の「666」は、
キリスト教の中では年経るごとに、
「より強力な悪」を象徴する暗号として
強化されてしまいました……。

これは1つの説ですが、
まあ、日本人には関係のない話ですよね(笑)

せっかく生まれた日ならば大安吉日ととらえ、
これからも毎年の楽しみにしようと思います!

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