「70代の女医さんが1人で長くやっている診療所」の秘密
- 2023/6/20
- できる人研究所
私の家から少し離れた場所に、
年とった女医さんが1人でやっている
「診療所」があります。
私は何度か健康診断をお願いしたことがあるのですが、
そういえば採血で
腕を血だらけにされた気がする(苦笑)
そんな具合だからいつも
患者さんは少ないのですが、
ずっと長く続いているお医者さん。
そういえば私が「がん検診」をお願いしたときは、
「胃カメラの検診ができるところで診てもらうべきです」と、
説得されたことがあります。
治療よりも、
「住んでいる人の相談役」のような形で
ずっとやってきたお医者さんなんでしょうね。
先日、この病院に母親を連れて行きました。
理由は「コロナの予防接種」です。
最近はやる人も少なくなっているから、
受け付けるお医者さんも少なくなっています。
それでも区の集団接種はかなり遠いので、
近くでできるとこはないかな……と調べれば、
この診療所で受け付けていたわけです。
それで歩きが困難な母親を
少しの距離ですが、タクシーで連れていく……。
ご存知の通り、注射はほんの数分で終わりましたが、
その後で「経過観察」という時間があります。
一応「リハビリ」もうたっている医院です。
母親は先生に、
「この足、どうにかなりませんかね?」と
訊いてみます。
すると先生は
「ちょっと立ってみてください」です。
「なるほど、足が外側を向いていますね。
内側の太ももが真っ直ぐの方向を向くように、
つま先を前にして、真っ直ぐ立ってください」
次に歩いてくれますか?
「ここに力が入っていますね。
足をこっちに向けて、1日に少しでいいから、
真っ直ぐ歩くことを心がけてください」
その後、ストレッチをいくつか教えてもらい、
母親は喜んで帰っていきました。
毎日、試してみるそうですね。
聞くと先生は、
母親と年齢が3歳しか違わないとのこと。
すると70代の中頃でしょうが、
でも、モデルみたいな体型で、
スカートに編みタイツを履いています。
それでもかつては足が悪くなり、
歩けなくなったこともあったとのこと。
自分の体験を皆に伝えることで、
特定の患者さんには
絶大の信頼を得ているのでしょう。
「いいところを知った」という気がしました。
画像は近くの公園でとったものですが、
歩けるからこそ体験できる景色。
いつまでも味わるようにしていたいですね。