「重版できました!」のご挨拶
- 2023/6/26
- できる人研究所
こちら『啓発録』の2刷見本を持ってきたのは、
JR日比谷線の小伝馬町近くにある、
「十思公園」という場所。
かつてここにあったのは、
「小伝馬町牢獄」という
幕府にとっての犯罪者を収監した施設。
斬首による処刑も行なわれました。
幕末には吉田松陰さんのほか
多くの志士たちがここで命を落としているのですが、
橋本左内さんもその1人。
今は公園ととともに、記念館に加え、
亡くなった方の追悼のため
高野山(真言宗)と身延山(日蓮宗)の
関連施設が置かれていますが。
本日は重版の御礼を言いに、
お参りを兼ねてやってきました。
場所がオフィス街なだけあって、
日曜に来ると結構、閑散としています。
公園では子供たちが大勢、遊んでいました。
でも、ここ、心霊スポットとしても
有名なのではなかったか?
わかりにくいのですが、
本のバックに映っているのは
この公園の中央に置かれている
「石町・時の鐘」です。
もとは日本橋にあったそうですが、
この鐘の合図とともに小伝馬町牢獄では処刑が
行なわれていたといわれます。
伝説を残している数々の武士たちと違って、
最期は「死にたくない」と
泣きじゃくったとされる橋本左内。
そのぶん、やり残したことはたくさんあったし、
処刑される運命に理不尽さを感じていた。
決して死ぬ覚悟があったわけではない。
それでも「やらなければならないこと」は
やらなければいけないし、
「言わなければいけないことは」は
言わなければいけない。
そういう佐内さんだからこそ、
多くの支持者を得ることができたのでしょうね。
世の中を悲観することはありません。
この令和の世の中でも、
立派に本が重版するまで
その考え方は受け入れられているんです。
これからも何度も重版を重ね、
志半ばだった魂を癒しにやって来たいものですね。
ネットで調べていたら、
左内についてまとめたブログで
私が現代語訳した『啓発録』も
しっかり紹介していただいているサイトを見つけました。
https://pleasure-bit.com/4234.html
ありがたいですね。本当に。