なぜ人は「孤独」を感じて辛くなるのか?

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編集のお手伝いをした本の紹介です。
こちら!

65歳からの孤独を楽しむ練習
という本。
三笠書房から1250円で発売されました。

著者は浜松医科大学で教授職についていた、
高田明和博士ですが、
精神科学や脳科学の分野で多くの著書があります。

常に最新の医学データをもとに本を出されていますが、
本書はその中でも、ものすごく画期的なもの。

なんと高齢になってからの「孤独感」を
「腸内細菌」が作り出している!
……というんです。

腸内細菌といえば、善玉とか悪玉とかがあり、
大腸の中で消化の手伝いをしている細菌です。
ビフィズス菌とか、そういうものですよね。
それがどうして孤独感に関係するのだろう……?

じつは近年になって、腸内で環境の変化が起こると、
腸内細菌が脳に指令を出し。
不安や恐怖を増長する……ということが
わかってきたそうです。

たとえば、高齢になって会社を辞めた。
あるいは食生活が変わった。
そうなると食べ物にも変化が出て、
腸内細菌の中でリストラのようなことが起こります。

その結果、腸から脳へ
「大変だぞ!」というメッセージが送られ、
心がざわついてくる。
そして「うつ」などの症状が出てくることが
あるそうです。

実際、ただでさえ現代は昔と違い、
高齢になってからの環境は変わっています。
なのにマスコミは、
家族にかこまれた理想的生活を
当たり前のように描いている。

ネットを見れば、幸せアピールも
至るところでなされている。

そんな社会背景と私たちの体で
起こるメカニズムが相まって、
「孤独を感じる人が増えている」
ということになっているそうです。

でも、それらは習慣を変えることで
どうにかできる。

腸に理由があるなら、
食生活に気をつければいい。
人間関係に対して、心持ち次第で
私たちは孤独感を軽減できる。

とくに本書は50代、60代の
人間関係の変化が起こって孤立しやすい世代へ向け、
科学的な「孤独」への対処法を紹介しています。
知っておくと役に立つ知識が満載ですよ!

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