助け合いがもたらすもの
- 2023/8/10
- できる人研究所
画像は近くにある公園ですが、
元気に虫取り網を振り回している男の子の上空には、
雨雲がかかっています。
なんだか最近の東京の天気を象徴していますね……。
実はこの公園まで出向いたのは、
すぐ近くにある「眼科」の医院に来たついで。
そんなところに眼科があったんだ!?……と
初めて来た場所ですが、
私が治療したわけではなく、
母親の代理で薬をもらいに来ました。
この経緯も面白い状況で、
母親はもともと通っている目医者さんに
目薬を処方してもらおうと電話をかけたようなのです。
「いつもの目薬をお願いできないか?」と。
ところが、何度電話をかけても通じません。
電話音が鳴り続けるばかりで、
留守電にもならない。
どうしたんだろう?
困った母親は、その眼科に行ったとき、
近くにある、処方してもらった薬を受け取った
薬局に電話をかけました。
近くだし、患者さんの薬を出すことが多いから、
事情を知っているのではないか?
結果、事情はすぐわかりました。
どうも夏休みになっているようです。
そもそも年取った先生がやっているところで、
予約も取らず、
「いつくらいに来てよ」とアバウトだから
休みの日が患者さんにもわからない。
おそらくは「留守番電話をセットする」とか、
ホームページに休みの日を記載する……とか、
そういうことも面倒からやらないのでしょうね。
まあ、困ったものですが(苦笑)
でも、薬が切れているから、
なんとかならないか……。
電話した薬局に母親は相談すると、
地図を出して近くの眼科を探してくれました。
そして事前のお薬手帳をそこに持っていってもらえば、
こちらから事情を話しておきますので、
処方をお願いできるようにします。
それから処方箋を持ってきていただければ、
私のほうで薬を出します……と。
そんな調子で「なんとか薬を出す手段」を
薬局で手配してくださったわけです。
母親は足が悪いので
代わりに私が取りに行くことになりましたが、
そんなふうに助け合いで
「できないこと」も可能にしてくれるんですね。
考えてみれば、最善を尽くすことで、
眼科のお医者さんも、薬局も、患者さんも、
最終的にはトクすることになっているわけです。
面倒だけど、こういう姿勢は
見習わなければいけませんね。