つねに「正直な自分」と向き合うこと

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「いつも自分に正直でいたい。
苦しみを感じながらも、自分のために生きたい。
それで人生を大いに楽しみたいんだ」

こちら、今でも人気を誇る「クイーン」の
フレディ・マーキュリーさんの言葉。

9月5日は、彼の誕生なんだそうです。
生きていれば、77歳。
まだ問題なく歌っていたかもしれませんね。
亡くなってからもう
30年以上が経っています。

フレディさんの生涯は、
数年前に大ヒットした映画、
『ボヘミアン・ラプソティ』で描かれました。

・アフリカ、ザンジバル生まれの
イラン系インド人
・同性愛者、あるいは両性愛者
・HIVの感染者

そういう「ありとあらゆるマイノリティ」の面からすると、
今の世界の「差別をなくそう」とする動きの中で
象徴にもなりそうな
スーパースターなのでしょう。

ただ、フレディ・マーキュリーさんは、
「同性愛者」と言われながらも、
普通に女性とも恋愛をしていましたし、
「人種差別」が問題視された国でも呼ばれれば、
世間に批判されようともライブをしていたそうです。

自分たちは政治家でもなければ、
社会運動家でもない。
ただ人を楽しませたいアーティストであり、
エンターテイナーなんだと。

だから「クイーンの音楽が聴きたい」という人がいれば、
誰の前でも演奏するし、
好きになった人は、どんな人であろうが
大切にする。

そうやって目の前の相手に対し、
誠実に向き合うことが大切だ……と。
そんな考え方だったんですね。

エイズに感染してから、
どんどん衰弱していったフレディさん。
でも、仲間たちには自分が病であることを
亡くなる前まで告げませんでした。

バンドメンバーは、
彼が相当マズいことをわかっていながらも、
あえて聞くことをせず、
普通に曲作りや、ライブ活動をしていたとか。

彼が「言うべきでない」と判断しているなら、
それに任せよう……。
常識や慣例に縛られず、
ただ目の前にいる人物の
「ありのまま」と付き合っていく。

「人生を楽しむ」とは、
そういうことなのかもしれませんね。

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