輝きを失ってもなお〜ヒマワリの最期

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もうすぐ9月も終わり。
急に東京は、少しひんやりするようになっています。
とはいえ日中はまだ暑いのですが、
バランスを考えないと体調を崩しそうですね。

画像は通りに咲いていた「ヒマワリ」ですが、
タワーマンションに向かい、
まだ逞しく、そびえるように咲いていました。

今年はずっと暑い日が続いていたので、
ヒマワリの花も
元気な時期が長かったのでしょう。

ただ、本来は9月に咲き終わりですから、
この花たちも、今が限界なのではないか。
今週か来週くらいには、
花も終わってしまいそうです。

そこでヒマワリの咲き終わり、
どんなふうになるかご存知でしょうか?

学校や家で育てた経験のある方は、
よく知っているでしょう。

花が完全に下を向き、
色はだんだんと落ちていき、
種の部分の黒々しさだけが目立っていく。

見ようによってはその姿、
まるでゾンビのような雰囲気で、
ちょっと気持ち悪く感じる人もいるでしょう。

実は「その様子が縁起悪い」ということで、
園芸用に栽培されているひまわりは、
こうして9月終わり頃の元気なうちに、
「首を刎ねてあげる」のが一般的です。

そんなふうに言うと物騒なのですが、
種をとるものだけを残し、
大きな花は刈り取って肥料にすることが多いようですね。
だから街路や公園などで、
咲き終わったヒマワリを見ることは原則、ありません。

ただ、本当はヒマワリというのは、
これからが真骨頂!

なんせそもそもは、種を食べたり、
種から油を取るために栽培された植物です。
秋になってからヒマワリ畑に行くと、
実はうなだれてゾンビ化した花がずらっと
並んでいるのですが、
不気味な花の中にはギッシリと栄養価の高い種が
詰まっているわけです。

要するに生命は、見たくれではないということ。
若い頃に比べ、
見かけは美しくなくなったとしても、
ちゃんと中身は輝いている。

人間だって同じであり、
全盛期のみの姿で評価してはいけないんだ、
ということです。
ヒマワリに学びたいですね。

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