エジソンは決して「ひらめき」を得なかった

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「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」

こちら、有名な発明王、
トーマス・アルバ・エジソンさんの言葉。
10月21日は、日本の竹をフィラメントにした「電球」を
彼が開発した日ということで
「あかりの日」とされているそうです。

アメリカでも「電気記念日」になっているそうですね。

そんなエジソン、ひらめきは
たった1パーセントしかなかった……というより
じつは電球に関しては、
「発明」すらしていなかったそうです。

電球を発明したのは、イギリスの
ジョセフ・スワンという技術者。
エジソンはこの研究に注目し、
特許を買い取ることで、
これを事業化することに成功するんですね。

そんなふうに特許が取得できてしまったのは、
それほど当初、この「電球」という発明品が
注目されていなかったことがあります。

というのも、最初の電球は、
40時間しかもたなかったそうです。
つまり、翌日には消えてしまう。

これでは非効率ですし、
当時主流だった、ガス燈で十分だ
……ということになりますよね。

それでも「エジソン&スワン連合電灯会社」を
設立させたエジソン。
ならば、「短い時間で燃え尽きない
フィラメントの材料を探せばいいだけだ」と、
新素材を探しまくったんです。

これぞまさしく「99パーセントの努力」
なのかもしれませんが、
最終的に見つけたのが、京都の「竹」です。

竹でつくったフィラメントの電球は、
初期段階でも600時間、燃え尽きなかった。
15倍も寿命が伸びたことで、
電球の実用性は一気に飛躍したわけです。
それが1880年の10月21日、
今から143年前のことでした。

その後、1882年にニューヨークで発電所が誕生し、
「世界から夜が消えた」と言われるほどの
電灯の時代がやってきました。
結局は「ひらめき」よりも、
「努力」の成果だったんですね。

画像はGEのホームページからです!

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